外国切手の価値について

外国切手とは外国で発行された切手の総称です。外国切手は世界各国で発行されており、日本切手同様に普通切手や記念切手、シリーズ切手といった種類があります。外国切手の面白いところは、世界各国でデザインが大きく異なるという点です。【切手は国の顔】とも称されており、発行される国ごとの特徴がデザインに現れている事から、世界各国の記念切手を集める熱心な切手コレクターも多いと言われています。
外国切手はあまりにも種類が膨大ですので、このサイトで全てを紹介する事は無理ですので、価値がある有名な外国切手をご紹介します。

ペニー・ブラック ペニー・ブラックは1840年にイギリスで発行された世界で初めての郵便切手の1つです。 額面が1ペニーであり、刷り色が黒色である事が名前の由来となっており、ヴィクトリア女王の横顔のデザインが特徴的な切手です。
中国を除く外国切手は種類は膨大にありますが、基本的には買取価格が低いものがほとんどです。しかしこのペニーブラックは切手コレクターからの知名度も買取価格もかなり高いプレミア切手です。
ペニーブラックの価値は10万円を超え、買取価格もバラ切手で80万円程度は見込めます。 状態や相場によって買取価格が大きく異なる切手としても有名ですが、間違いなく非常に高い価値があるプレミア切手ですよ。
ペニー・レッド ペニー・レッドは1841年にイギリスで発行された世界で三番目の郵便切手です。 世界で二番目とも言われますが、上記の「ペニー・ブラック」が発行された翌日に「2ペンス・ブルー」という切手が発行されていますので、実際は世界で三番目が正しいです。 ペニーレッドのデザインはペニーブラックの黒色で刷っていたのを赤色で刷ったものになります。
ペニー・レッドも数ある外国切手の中でもやはりペニーレッドの買取価格はバラ切手単位でおよそ6000円、価値は約10000円程です
ペニーブラックと比べると見劣りはしますが、外国切手のバラ切手でこの買取価格は非常に高額な部類に入るプレミア切手ですよ。
ペンス・ブルー ペンスブルーはペニーブラックに続き、世界で2番目に発行されたイギリス発の切手です。 ペニーブラックの額面は1ペニーですがペンス・ブルーの額面は2ペンスで、図柄は同様にヴィクトリア女王の肖像が描かれています。
希少価値は有名なペニーブラックよりも僅かに高く、未使用品であれば状態や発行年月によりけりですが、大体10万円を超える価値を持っているプレミア切手です。
使用済みのペンスブルーでもだいたい2~3万円ほどの価値を持っていますし、世界中の切手愛好家より熱い支持のあるプレミア切手ですので相場も安定しており積極的に買取を依頼したい外国切手のひとつとなります。
ブルー・モーリシャス ブルー・モーリシャス切手は別名ポストオフィス切手とも呼ばれ、モーリシャスで1847年に同時発行された赤色の1ペンス切手、そして青色の2ペンス切手のうちの2ペンス切手のことを指します。 発行枚数は各500枚ずつだといわれていますが、現存している本物は現在1ペンス切手が14枚、そして2ペンス切手が12枚と計26枚しか残っていません。
市場になかなか出てこないために価値は簡単に算出出来ないほどに希少価値が高いとされており、もし値段をつけるとしたら推定でも1億円以上となるプレミア切手です。 しかし最後に発見されたときから既に60年以上が経過しており、もう残っていないのではとの声も高いロマン溢れる外国切手です。